富士森高等学校

富士森高等学校では、7名の生徒を受入れました。

ここ数年、富士森高等学校では、オーストラリアのパースからの短期留学生の受け入れ、交流を図っています。生徒の中には、この活動に参加を希望して入学した生徒もいるなど、期待も大きいものです。今年度はパースからの留学は予定されていませんでしたが、東京体験スクールを通じて留学生を受け入れることができ、国際交流の継続した取り組みができました。

基本的には、学校生活においても留学生は、ホストファミリーを受け入れた生徒(バディ)と行動を共にする体制をとりました。

留学生は、バディの隣に設けた席に座り、通常の授業に参加することになっていましたが、授業によっては日本の伝統文化を取り上げるなど、教員の方々にも工夫していただきました。特に書道の時間については留学生全員が参加し、筆を用いて、留学生が自分の名前をひらがな、カタカナ、漢字で表現しました。また、留学生は、部活動にも参加し、日本の伝統文化でもある「空手」「剣道」「茶道」に触れ、体験することができました。この交流はオリンピック・パラリンピックに向けて伝統文化の継承など、生徒にとって有意義なものとなっています。

この交流は、富士森高校の生徒が様々な場面に応じて自分で考えた英語を使い、自主的に活動できる良い機会となりました。短期間ではありましたが、生徒にとっては貴重な経験となり、富士森高等学校の生徒と留学生との心が通じ、言葉の壁を乗り越えた交流が行われたように思われます。

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武蔵野北高等学校

武蔵野北高等学校では、国際理解教育の一環として、4名の留学生を受け入れました。

留学生の受入にあたって、学校が期待したことは、留学生をもてなすことだけでなく、受け入れた武蔵北高等学校の生徒の「変化」でした。化学基礎や数学Ⅰの授業で耳にする事項が英語に変わる時、部活動の練習内容や茶道のお点前を英語で説明したり、日本語で教えたりする時、何を意識し、どう動くか。生活習慣の異なる若者が教室にいた時、何を話し、どうふるまうのか。このようにして、留学生を取り巻く武蔵野北高等学校の生徒は刺激的な出会いを体験することができました。

また、都教育委員会が実施しているTEEPの一環である、English Loungeにて、本校に在籍しているJETの先生や生徒達との交流も実施しました。クリスマスの装飾に飾られた賑やかな雰囲気の中、休み時間や放課後にもJETを交えて、英語で会話を楽しむ生徒達の光景を目にすることができました。この他、教室の中でも、休み時間に同年代同士での談笑に花を咲かせていたようです。

今回の受入は短期間でしたが、多くの生徒が、初めての出会いを経て、自分の中の「変化」に気づくことができたようです。

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調布南高等学校

調布南高等学校では、オーストラリアから生徒3名、カナダから生徒8名を受け入れました。
初日には、快く引き受けていただいたホストファミリーの保護者・生徒に来校いただき、実施協力団体の職員から留学生が紹介され、留学生は家族の一員として、12日間の日本での生活を始めました。
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歓迎会の様子

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角川大映スタジオ施設見学の様子

月曜日からは、日本人バディ(受入れ家庭の生徒)と朝から登校し、校内オリエンテーション、HRクラスで授業に参加したあと、体育館での歓迎会には全校生徒が参加し、留学生が一人ずつステージで日本語・英語を交え、自己紹介をしました。
火曜日以降は、日本人バディのいるHRクラスで机を並べ、授業を受けました。国語や数学の授業では指名されて黒板を使って質問の解答を板書したり、体育の授業では多摩川での持久走の練習に苦しい表情を見せながらも生徒とともに汗を流しました。放課後は、日本人バディが所属する部活動に参加したり、ホームステイ先が計画した都内散策に同行したり、それぞれの留学生は忙しい毎日を過ごしました。期間中は、東京都教育委員会主催の能体験や原宿散策、さらにカナダからの留学生は、カナダ大使館訪問といったプログラムのほかに、調布南高等学校に隣接した角川大映スタジオのご好意により施設見学会を開催し、映画やCM等のスタジオのセットや作製の様子、撮影後の映像の編集や音の吹き込みの方法等について見学しました。
また、以前実施した中国高校生の訪問に引き続き、茶道部がお茶会を開きました。留学生は、緊張した面持ちで茶室に入り、茶道部の生徒の案内にしたがって、座り方、お点前の方法を教わりました。日本の文化に親しみ、厳粛な雰囲気を感じつつも慣れない正座に挑戦して、足がしびれて立ち上がることもできない様子に、周囲が笑いに包まれました。
(写真23)お茶会の様子

お茶会の様子

(写真24)帰国前の見送りの様子

帰国前の見送りの様子

短期間でしたが、最後は留学生との再会を誓い、涙を流しながら、留学生の帰国を見送る日本人バディの姿を間近に見て、この体験は今後の人生で大きな宝物になったと確信しています。