概要

NSW州教育省とは、平成28年度に教育に関する覚書を締結し、連携関係にあります。このことを背景に、この度、NSW州側の事業として、4校の学校長が東京の公立学校を訪問し、モデル授業を行った他、都立校との情報交換会を実施しました。

訪問者

キャンプシー公立小学校 ベルリンダ・クック校長
 ジャスパーロード公立小学校 クレッグ・ワーナー校長
 サウス・シドニー高校 ジャニス・ニールセン校長
 エンデバー・スポーツ高校 ジェームズ・コズロウスキ校長
 NSW州エデュケーション・インターナショナル アラナ・クリストフ 氏
 NSW州エデュケーション・インターナショナル  貝谷 陽子 氏

モデル授業1

○訪問先学校

荒川区立尾久第六小学校

○実施日

令和元年10月3日(木)10時15分~13時

○内容
「住みやすい都市について」(小6) 「住みやすい都市について」(小6)
「コアラを題材に」(小5) 「コアラを題材に」(小5)
○実施状況、学校の声

視聴覚教材を多く用い、できるだけ児童に分かる英語で話されたので児童にとっては楽しい授業となりました。児童も英語で積極的にやり取りを行いました。普段授業を受けているALTとは異なる外国人とコミュニケーションをとることができたのは有意義でした。当校は東京都英語村TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)を利用していますが、今回の体験をTGGでの充実した活動につなげたいと思います。

後日談として、授業を行った校長の学校の児童から、100通近くの手紙が届いたので、今後の交流にもつながる可能性があります。

モデル授業2

○訪問先学校

都立千早高等学校

○実施日

令和元年10月4日(金)8時30分~12時30分

○内容

「日本におけるVEGIMITEのマーケティング戦略について」(高2)
「世界の食糧問題への対策について」(高2)

都立千早高等学校


○実施状況、学校の声

「日本におけるVEGIMITEのマーケティング戦略について」では、オーストラリアでなじみのある発酵食品VEGIMITE(ベジマイト)を、日本で普及させるにはどうしたらよいか、また、日本でどのように利用が可能かを考え発表する授業が行われました。

「世界の食糧問題への対策について」では、世界の食糧不足の現状や今後の需要増加見込み、オーストラリアの輸出食品やアボリジニについて、クイズ形式で進められました。また、アボリジニが伝統的に利用してきた同国減産の動植物「ブッシュ・タッカー」を再評価することで、食糧不足の解決策の一つになるのではないかという提案が示されました。


全て英語での授業でしたが、生徒に分かりやすい言葉で説明をされていたので、生徒は最後まで興味深く聞くことができていました。生徒から好評で、普段学んでいるビジネスの知識を活用し、実際のオーストラリアの商品に対して実践的に考え、発表できたことに喜びを感じていました。クイズ形式の学習では、英語での質問にも関わらず、生徒は積極的に手を挙げていました。


当校でも、アクティブラーニングの授業を展開していますが、今回のオーストラリアの校長先生による授業は、コミュニケーションの取り方が明るく元気で、生徒との対話を大事にする点が非常に良いと感じました。また、映像や実物を使う等、生徒を飽きさせない工夫が随所に見られ、その点も良かったです。

また、食糧問題の授業は、本校でも行っているSDGsを取り入れた授業と共通点があり、興味深い教材と授業でした。

都立千早高等学校


情報交換会

○実施日

令和元年10月4日(金)午後3時00分から午後5時00分まで

○参加者

訪問者のオーストラリアの学校4校
都立校 11校

○内容

(1) 双方の参加校等による学校概要等に関するプレゼンテーション
(2) 参加校同士のネットワーキング

情報交換会


○参加者の反応

・8割以上の参加者が、「満足」と回答
・9割以上の参加者が、開催時間の長さは丁度良かったと回答
・良かった点として、双方の学校事情が理解できたこと、双方の教員に直接会って話ができたこと、都立校同士でも他校の取組状況を知ることができたこと、情報交換できたこと、等が挙げられました。

全体総括

・今回の取組を踏まえ、実施内容について更に充実させながら、引き続き、覚書を締結している海外の教育行政機関等と連携して、こうした機会を学校に提供していきます。