JET・ALT

JETプログラムとは、「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略称で、総務省、外務省、文部科学省及び一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下、地方公共団体が実施している事業です。外国語教育の充実や国際交流を推進することを目的としており、東京都教育委員会は当事業に積極的に取り組んでいます。また、ALT(Assistant Language Teacher)と呼ばれる外国人英語等教育補助員も配置しています。
都立高校の全ての学年で、ネイティブによる指導を毎週実施しています。

JETとは

JETプログラムは、「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略称で、地方自治体が総務省、外務省、文部科学省及び一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下に実施しています。

JETプログラムは主に海外の青年を招致し、地方自治体、教育委員会及び全国の小・中学校や高等学校で、国際交流の業務と外国語教育に携わることにより、地域レベルでの草の根の国際化を推進することを目的としています。国内はもとより、世界各国から大規模な国際的人的交流として高く評価されており、このプログラムに係わる日本の各地域の人々と参加者が国際的なネットワークをつくり、国際社会において豊かな成果を実らせることが期待されています。

都は、平成26年度から都内でのJET参加者の配置数を拡大しました。平成26年度には100人、平成27年度には200人を任用し、都内全都立高等学校に配置しています。

ALTとは

ALT(Assistant Language Teacher)と呼ばれる外国人英語等教育補助員です。

JET・ALTともにネイティブの指導者であり、都立高校の全ての学年で、ネイティブによる指導を毎週実施しています。

ここでは、様々なJET・ALTの様々な活動を紹介します。

JET

英語の授業紹介

授業は、日本人英語教員とJET参加者が協働して実施します。様々な授業スタイルやインタビューを通じ、JETを取り入れた授業の魅力や効果をご紹介します。

多様な活動紹介

JETの魅力は英語の授業だけではありません。幅広い活動状況をご紹介します。

JET向け研修の実施

都教育委員会では、JET全員を対象にした研修を実施しています。研修は、来日時研修と指導力等向上研修の2種類があります。

来日時研修

来日直後のJETに対し、東京都の教育制度や生活についての知識及び指導についての研修を行うことで、指導力の向上を図るとともに、日本での生活や学校での勤務を円滑に開始するための研修です。
主な内容は、次のとおりです。

来日時研修概要

  • 研修内容

    ○日本での生活について
    ・日本での生活全般に関する事項(公共交通機関の利用方法、緊急災害時対応等)
    ・日本の住居マナー・日本文化に関する事項
    ・日本語指導

    ○学校での勤務について
    ・高等学校の教育課程や学校生活に関する事項
    ・東京都の教育施策、教育課題
    ・フィールドワーク(防災館及び江戸東京博物館での体験研修)

    ○指導力向上
    ・先輩JETによる講義・実践発表、パネル・ディスカッション、グループ・ディスカッション

    JETは、東京都教育委員会による7日間の来日時研修を経て、配置校での指導にあたります。

    まずは、平成28年7月・8月に来日したJET対象の来日時研修の一環として、3年目のJETが行った、実践発表やパネルディスカッションの様子を御紹介します。

    発表者:アリソン・パーマーさん
    アメリカ出身
    新宿高等学校に配属されて3年目です。

    JETによる実践発表
    4技能(「聞く」「話す」「読む」「書く」)を身に付ける効果的な評価方法について、実例を交えて説明しているところです。
    JETによるパネルディスカッション
    アリソンさんによる実践発表の後、先輩JET6人のパネルディスカッションが行われました。
    生徒とのコミュニケーションのとり方や、効果的な指導方法等について、それぞれの経験も踏まえて紹介していました。
    JETによるグループディスカッション
    その後、配属校の地域ごとに分かれてグループディスカッションを行いました。各グループには、該当地域の先輩JETが1人以上配置され、自身の経験を交えて質問に回答し、新規JETの疑問や悩みを解決していました。
    新規JET:

    生徒と活発にコミュニケーションを取るために、どのようにしていますか?

    先輩JET:

    各生徒の興味・関心の高い事項について、質問します。日頃から、積極的に話しかけ、相手を理解することが大切です。例えば、好きな物事など何かしら共通点を見つけると、生徒も心を開いてくれます。

    新規JET:

    日本の高校生について、驚いたことはありますか。

    先輩JET:

    日本の高校生は、勉強だけでなく、部活動等にも力を入れており、出身国(アメリカ)よりも忙しいと感じています。授業時間外にも、廊下で声をかけたり、部活動に参加したりして、生徒との接点を増やしています。

    7日間の来日時研修を終えたJETは、各学校にて英語の授業や課外活動で生徒の指導にあたります。

指導力等向上研修

JETが効果的な語学指導に必要な知識や指導技術等を習得するとともに、外国語教育に係る諸課題について理解を深めることにより、指導力向上を図る研修で、毎年、受講が義務付けられています。
主な内容は、次のとおりです。

指導力等向上研修概要

  • 研修内容

    ○指導力向上
    ・基調講演(効果的なティーム・ティーチング、ALTの役割)
    ・実践事例発表(効果的な言語活動、効果的なティーム・ティーチング)
    ・技能別演習(コミュニケーション・スキルの指導と評価、語彙指導、4技能を統合した指導、学習者の動機付け)

    ○学校での勤務について
    ・講義(英語教育、国際理解教育、日本の伝統・文化の良さを発信する能力・態度の育成事業)
    ・東京都の人権教育(生徒との関わり、教室環境、文書作成、個人情報)
    ・ケース・スタディ(教職員とのコミュニケーション等)
    ・授業外の取組(学校行事、部活動、その他の行事への参加)
    ・課外活動における指導(部活動、学校行事、広報活動、地域行事等)

続いて、平成28年1月に実施された指導力等向上研修の一部を御紹介します。
指導力等向上研修では、日頃は各学校にて生徒の指導にあたっているJETが集まり、効果的なティーム・ティーチングの実践を共有したり、4技能を統合した言語活動の指導及びJETの職務上の課題と解決の方策等について学習したりしました。

JETによる実践事例発表
効果的な言語活動、効果的なティーム・ティーチングについて、実践事例発表を行い、意見交換をしているところです。

その他、効果的なティーム・ティーチング及びALTの役割を理解するための基調講演では、一般財団法人英語教育協議会(ELEC)講師管理部次長 Neil DeMaere氏による「A Survey of ELT Approaches / Methods and their Application in the Class room」をテーマとした講演が行われました。